風間浦鮟鱇(あんこう)の新鮮さと美味しさは地元以外でも認められており、県外への出荷も行っています。
風間浦鮟鱇の種類
風間浦村で水揚げされる鮟鱇はきあんこうという種類。通常のあんこうは体色が黒褐色で口内に白い斑点が見られますが、きあんこうは体色が黄褐色で口内の斑点がなく大型に育ちます。
市場では区別されることは少ないですが、きあんこうのほうがあんきもの脂が上質でよりおいしいとされています。
風間浦鮟鱇の品質
風間浦では2㎏(未成魚)に満たない場合は、タグ(標識)を付けて再放流しています。
この取組は、生態調査や資源保護のためと、より大型で味の良い鮟鱇を提供するために地域で独自に定めています。
再放流した鮟鱇の移動距離は多くはないため、大きく育った後に再び水揚げされることになります。
体が小さいときは鰯や甲殻類などを食べていますが、大きくなると白身の魚を餌にすることで美味しくなります。大きいものでは30kg以上にまで育ちます。
風間浦鮟鱇の取引実績
風間浦鮟鱇は刺身で食べることができることから、都心部にも需要があります。
活鮟鱇の水揚げと活締めなどの処理技術によって、全国の高級百貨店や老舗鮟鱇料理店との取引が可能になりました。