あわびのうんちく |
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わしは15センチ程の天然物のエゾアワビじゃ。 10年程も生きたかのお。さっきあいさつしとったエゾアワビ、ありゃわしの孫じゃ。よくできた孫でのぉ、いい味しとる。 じゃが世界には約100種のアワビの種類がある。 日本には10種、その中で産業として重要性があるのは、マダカ、メガイ、クロ、エゾアワビの4種かのお。どうじゃよく知っとるじゃろお。わしは物知りなんじゃ。マダカ、メガイ、クロの3種は地理的分布がほぼ同じじゃが、わしらエゾアワビは違った環境に棲息しとる。 とは言っても形態、生態を比較すると、エゾアワビはクロの地方的変種と考えられるのじゃ。違う所に棲んどる同じアワビということじゃの。 だから北方のエゾアワビを南方に移殖するとクロのような成長傾向がみられる。 おもしろいじゃろ。だてに10年も生きとらんのじゃ !! それぞれの特徴は、こうじゃ・・・ ●トコブシ アワビに比べると殻背の数が6〜9個あって、小型で暖流域に分布しておる! ●クロ 殻が長楕円形で幅が狭くて深い。表面は、平らで、肉質はやや堅い! ●エゾアワビ 殻は薄く長楕円形で内唇の幅が狭く、殻背にしわが多いのが特徴である! |
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分布の中間区域ではクロともエゾアワビともつかないアワビが棲息しとる。 本来の分布地域である、東北、北海道と似た環境が整っていれば、完全なエゾアワビを産する事ができるのじゃ。 それからのお、エゾアワビは冷水域から暖流域に移殖した場合、より大型に成長する性質を持っておって、産業上新たな活路を見出す事が期待される将来有望なアワビと言えるのじゃ。 どうじゃ、アワビについて少しは解ったかのお。最後にの、わしは孫のアワビのように簡単には食えんぞ ! ・・・なにせ天然物で数が少ないんじゃ !! それじゃあ、わしは海に帰るとしよう。 | |
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