風間浦村は青森県の下北半島北西部に位置する本州最北端の村。
面積の96%が山林や原野で、津軽海峡の向こうには北海道が見えます。
人口は約2,000人ほどで、古くから漁業が盛んに行われてきました。
鮟鱇以外にもタコ、ウニ、アワビ、イカなど四季を通して様々な魚介類が水揚げされます。
藩制時代に独立した3つの村であった、下風呂、易国間、蛇浦が1889年(明治22)に町村制施行で合併した際に、
各村名から1文字ずつをとり「風間浦村」となりました。
風間浦村の文化
布海苔養殖発祥の地
風間浦村は布海苔の養殖発祥の地であり、収穫量は青森県内の約4割を占めています。
毎年2,3月には、下風呂温泉郷で布海苔採り体験ツアーが開催され、岩場に生えている布海苔を思う存分採ることができます。採った布海苔はもちろん持ち帰ることができます。おすすめの食べ方は味噌汁か天ぷら。磯の香りと布海苔特有の歯ごたえを存分に感じることができます。
風間浦村の観光地
風間浦村には鮟鱇以外の魅力もたくさん。その一部をご紹介します。
風間浦村や下北地域の観光情報を集めたサイトもお出かけの参考にご覧ください。ぐるりんしもきた(下北観光総合情報サイト)
元祖 烏賊様レース
7月中旬~10月に活イカ備蓄センターで開催される活イカを泳がせるレースです。イカのオーナーになりレースで勝つか、勝敗予想を当てると村の特産品がもらえます。競技後のイカはその場でさばいてもらうことができ、新鮮な刺身を食べることができます。
海峡いさりび公園
公園中央の二見岩には祠と鳥居が立ち、安全・大漁を祈願して恵比須様が祭られています。対岸の北海道恵山を見渡せる展望台や、作家・井上靖の文学碑、同志社大学創始者・新島襄の寄港記念碑もあり、お風呂上がりの散策におすすめのスポットです。
大間鉄道アーチ橋メモリアルロード
戦時中に工事が中断された幻の大間鉄道が遊歩道として残されています。5月~10月頃まで無料で足湯に浸かることができ、目の前に広がる津軽海峡を眺めながらゆったりと過ごすことができます。