青森県風間浦産 活あんこう 青森県風間浦産 活あんこう

風間浦鮟鱇がお魚博士を誕生させる!10年の研究成果が実る!

風間浦鮟鱇の生態や資源の研究をベースとして、地方独立行政法人青森県産業技術センター水産総合研究所資源管理部竹谷裕平主任研究員が9月25日に北海道大学から博士(水産科学)の学位を取得されました。
博士論文「青森県周辺海域におけるキアンコウの生態および資源に関する研究」
バイオロギングを含む標識放流の調査結果により分布と移動生態を解明して鮟鱇は深海魚ではないこと、鮮魚での高鮮度の保存方法の開発、これまで不明であった年齢査定法を開発、年齢別の資源量を評価し、今後の資源の管理法方法を提言していることが評価されています。
さらに、風間浦村の地域一体となった鮟鱇ブランド化の組織の活動にとって、学術的な強力な裏付けを与えたことも評価されています。
竹谷博士と風間浦鮟鱇の出会いは、平成19年に青森県むつ水産事務所で水産業改良普及員として風間浦村沖のキアンコウの生態、資源調査をきっかけに、平成23年には下北ブランド研究所での食品としての高鮮度保持技術開発、さらに平成26年からは現在の水産総合研究所での資源生態・管理の研究と網羅的に風間浦鮟鱇に関わっていました。苦節10年ものたゆまない風間浦鮟鱇にかける探究心が成果となりました。
「キアンコウ標識放流」実施状況は、昨年公開されたこの風間浦鮟鱇HPの今年3月24日に紹介されています。
本研究の一環として竹谷博士が中心となり、継続して実施されているものです。
現在、減少傾向にある風間浦鮟鱇ですが、竹谷博士の知見をもとに資源の維持・回復が求められます。
写真は、学位取得直後の9月27日に開催された風間浦村キアンコウ資源管理協議会の際に研究報告終了後に関係漁協(下風呂、易国間、蛇浦)等が竹谷博士を囲んでの記念撮影でした。

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